あかり [01年 5月 05日 (土) 13時 44分]
愛知県在住、28歳、女性
身長 153cm、職業:主婦
【スポーツ歴】
特になし
【既往歴】
9歳・扁桃&アデノイド除去手術
27歳・薬剤アレルギー性肝機能障害
28歳・流産手術
【合併症等】
軽度喘息
【現病歴】
去年6月に子供のお尻にぶつかって骨折。(足の小指・3番目の骨です)
レントゲンの結果、腫瘍による病的骨折と解りました。
下記の治療・検査を受け経過観察(骨折中は各週・癒合後は1〜2ヶ月おき)を受けていましたが、今年3月子供のおもちゃにつまずいて再骨折。
【医療機関】
初めは開業整形外科医。その後、紹介された公立病院の整形外科。
【診療内容】
内軟骨腫。
骨は腫瘍でペラペラに薄くなってる状態。その中央部で1回目の骨折。
うっすらと骨になりかけている影が見える状態。去年の10月にMRI(単純・造影)を受けて、骨折部から骨が出来て自然に治る可能性があるから、その時を経過観察しながら待っていこうと言うことになっていました。
しかし再骨折してしまいました。先生は「本来ならば自然治癒していっても良かったんですけど折れちゃったでしょ。一回待ったもダメだったんで次もダメなんですよ。骨掻爬・生検・人工骨移植しましょう」と言われました。
予定は5月10日で術前検査も終了してます。(9日入院)
【相談・質問】
今時になってなんだと言われそうですが
・やっぱり手術しないといけないのでしょうか?(どんな場合が手術の対象になるの でしょうか?もう一度自然治癒に掛けてみることは出来ないのでしょうか?)
・内軟骨腫を手術せずに放置しておくと問題があるのでしょうか?
・手術をすれば腫瘍が出来ることはないのでしょうか?
先生の説明にも納得したつもりではいるのですが、手術を前にして「本当に必要なのか?」と言う気持ちが・・・。
TOMOS先生のご意見もお聞きしてみたく、やって来ました。よろしくお願い致します。
[tomos]
内軟骨腫は手や足の指などにできることが多い良性の骨腫瘍で、比較的多く見られます。たいていは単発性ですが、希には多発性に発生することがあり、そのうちの一部は悪性化することがあります。
あかりさんのように骨が薄っぺらくなり病的骨折を起こすことが多々あるので、腫瘍の掻爬、骨移植が行われます。摘出した腫瘍の組織は顕微鏡で観察する検査に出すので、病理組織が判明し、確定診断にもなります。
骨移植は、以前は患者自身の骨を採取して移植していましたが、最近はハイドロキシアパタイトという人工骨を移植しています。歯磨きにも、ハイドロキシアパタイトを含有しているのがありましたね。
手術後の予後は良好で再発も少ないと言われています。
(May/6/2001)
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