膝関節鏡検査

1(麻酔)
検査は腰椎麻酔で行います。まれに、局所麻酔剤によりショック症状等が生じることがあ
ります。もし生じた場合は、直ちにその治療をします。また、術後一時的に頭痛等が生じ
る場合があります。なお手術中は、出血しないように太ももの付け根をターニケットとい
う器具で圧迫する場合があります。そのため、手術中その部位が多少痛く感じる場合があ
ります。

2(膝関節鏡検査)
膝の周囲に2〜3カ所の小切開を加え、内視鏡を挿入し関節の内部を観察します。半月板
(半月型をした膝関節のクッションのような縁取り)や靱帯、関節軟骨のいたみ具合、滑
膜の状態などを調べ、その所見を今後の治療の参考にします。

3(鏡視下手術)
半月板の部分切除術など、小切開から器具を挿入して関節鏡を見ながらできる手術は、そ
の場で実施する場合があります。